イヤイヤ期、声かけのコツは?

 

 

子はもうすぐ2歳、御多分に洩れず自我が絶賛発達中でして、正直「面倒だな...」と思うことが多い毎日です。当たり前ですがその時の状況を一切顧みず、本を読みたいテレビを見たい、帰りたくないもっと食べたい、などなど。

こちらも余裕があれば対応できるのですが、暑いし疲れてるししつこいしでイライラしてしまって自己嫌悪、のループ。ああ。

もちろん言葉や行動なども日々進化していて、「できたね」「すごいね」という喜びもあるのですが。上がって下がって精神も大変です。

 

 

先日、自治体が主催する子育て講座に行ってきました。「無料託児あり」という文字を見てすかさず申し込む私...。かなり手厚い託児だったのでラッキーでした。事前に子の現況(おむつorトイレトレ、とか)をペーパーで返送しなくちゃならないほどのきっちりした対応(これ当たり前なんでしょうか??)。

ここで子供の成長と発達に関する「関わり方のコツ」を聞いてきました。その中で、参考になった部分をメモしておきます。

 

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発達の順序

子どもは、からだ→こころ→ことば の順に発達していくので、たくさん「からだ」を動かして遊ぶことで、「こころ」「ことば」が発達していく。

逆に、「ことば」ができるようになると「こころ」「からだ」をコントロールできるようになってくる。

 

 

言葉の重要性

言葉が出ないときは物を投げたり癇癪などをしやすいが、ことばが増えると落ち着いてくる!ただし、教えこむ・練習させるのはNG。

親が子供の気持ちを受け止めることで自己肯定感が上がり、自分のことが好きな子に。

母子(母でなくてもよい)の1対1の関係で愛着ができることで、その後の友達との関係に影響したり、未知の場所へ出ていけるようになる。

 

 

声かけのやりかた

子供は聞き取りが未熟で、言葉以外の音も同じレベルで聞こえていて情報を選別できない。原則は、

・ダメ!と言わずに具体的にやってほしいことを言う。

・子供の気持ちを代わりに言ってあげる。

・別のことに気持ちを向ける。

トーンを低めに言う(大声は怖いしすぐ慣れてしまう)

・視覚情報のほうが強いので、「見せてあげる」「ゆっくり」「その場で」

・抑揚をつけたり擬音語・擬態語を使うとわかりやすい。

・先の見通しを知らせる。

・何でも言うことを聞くのとは違う。

 

【宇宙語の時期】

ミラリング:子供の行動をそのまま真似る

モニタリング:子供の出す音・声をそのまま真似る

 

【単語の時期】

パラレルトーク:子供の行動や気持ちを代わりに言葉に表す。「食べたいんだね」「痛かったね」「びっくりしたね」など子供が言いたそうなこと

セルフトーク:大人が自分の行動や気持ちを口に出して言う。「洗濯物を入れよう」など

 

【文章の時期】

レフレクティング:子供の間違いをさりげなく言い直して返す。 子「ターチュ!」親「からすだねー」

エクスパンション:ことばの意味や文法をひろげて返す。 子「わんわん」親「白い大きいわんわんだね」など。子供の興味のあることにつなげる。

 

 

具体的な事例 

・おもちゃの取り合いになった

自分の子が使っていたとき→相手の子に代わりのものをあげたり、「ごめんね、今使ってるんだ」と言って使い終わったら貸す。

自分の子が取ろうとしたとき→「順番だよ」と言って、そのおもちゃが見えないところへ連れて行くなど気をそらす。

 

・思い通りにならず大泣き

「〜したかったよね」と言って、切り替える手助けをする(させなくてよい)。それでだめなときは静かに見守り

 

・お片付け

まだ完璧なお片付けはできないので、親が一緒にやって(ほとんど親がすることになるが)できたら褒める

 

・公園から帰りたくない

「あと○回で帰ろうねー」など予告しておく。遊びの途中ではなく、区切りのところでひきあげる

 

・遊び場で親から離れない

その子のペースで大丈夫。離れるまで待つ。

 

・イヤイヤ

「いやなんだね」と言いつつ親のペースでOK、いちいち聞かなくてもよい、流していいところは流す。「次はこれだよ」と見通しを言ってあげる。

 

・おむつを替えたくない

「替えたくないよね〜」と言いつつサッと替えてしまう。終わったら「気持ちよかったね」「えらかったね」などと言う。

 

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最後には、子供と共に親も親として発達していくし、うまくいかなくてあたりまえ・パーフェクトはありえない!試行錯誤でのりきろう!と力強い言葉をいただきました。

頑張りすぎてイライラしたり力尽きたりないようにうまくやっていけたらなあと思います...